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年頭のあいさつ

新年明けましておめでとうございます。

心より新年のお慶びを申し上げます。

旧年中は組合事業へのご理解とご協力を賜り心よりお礼申し上げます。

 

 昨年は熊本県や関東、東北地区で発生した豪雨、土砂災害が多発し、多くの方々が被害に逢われました。

また、新型コロナウイルス感染症の拡大は、私たちの花業界も、花き類の消費低迷により、大きな打撃を受けました。

未だ収束の見通しが付かない状況が続いております。

 

 一方、国や県、日本花き振興協議会においては「公共施設等における花きの活用拡大支援事業」「花いっぱいプロジェクト」「5月の母の月」などの取り組みで消費喚起や需要拡大を促しました。また、コロナ禍で消費者の意識も大きな変化を見せ、

ネット注文、巣ごもり消費などが増え、「厳しさと、新たな需要」が起きました。

 

 さて、花卉農協の生産状況は、梅雨以降の長雨や8月から9月にかけての台風9号10号以降の連続的な大雨により、菊苗確保や肥培管理に苦慮し、生産者にとって楽な年ではありませんでした。

 しかし生育期に台風による直接的な影響がなかったことが幸いし、概ね順調な出荷をすることができました。ご尽力いただきました組合員の皆様に衷心より敬意を表します。誠にありがとうございました。

 昨年末出荷状況は本数で前年対比93%、金額で前年対比95%となり、厳しい中でもしっかり荷物があれば売れる。という事が分かりました。

 

 当農協では沖縄県の一括交付金を活用し、平張施設および強化型ハウスや、農家の労働力軽減と選別強化の目的のための自動選別結束機(花ロボ)の事業導入に取り組んでおります。また、農家の経費節減のため、産地パワーアップ事業によるLED電照用電球導入も継続して進めております。

 

 現在沖縄県としても、花の消費拡大・花き振興に力がそそがれており、「公共施設等における花き活用拡大支援事業・おきなわお花いっぱいプロジェクト」・「学校関係の花育授業」「プロ野球キャンプの歓迎セレモニー」では、県産花きを取り入れた花束贈呈など、農林水産部の事業で取り組んでおります。

 今年も花の消費拡大に生産団体として、精力的に関わって行きますので、組合員・関係者の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

 

 今年はコロナ禍が終息し、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、世界中の注目が集まり、元気な日本となってほしいものです。

 我々としても、花き業界が昨今の厳しさを克服し、明るい笑顔の輪が大きく波及していくことを願う次第であります。

 令和3年・丑年が皆様にとりまして健やかで夢と希望に満ち溢れ、願いが叶えられます事を心より祈念申し上げ年頭のご挨拶といたします。

 

 

慶  祝  令和3年

沖縄県花卉園芸農業協同組合

代表理事組合長 宮城 重志

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