【菊類】
・通称"ピンチ虫″(ヨトウ、カメムシ)の被害多し。
・スリップス多い。出荷物チェックで花スリップス被害みられる。
蕾部分も丁寧に薬散処理して下さい。
・ダニ多い。
・白さび病、菌核病の発生時期に入りました。
現状、少雨傾向の為、発生少ないが天候崩れれば多発します。予防しましょう。
【葉物類】
・葉物類にダニ被害見られます。
出荷前に葉裏のチェックを忘れずに。商品価値は展開葉5枚必要。
・気温、地温ともに下がる。施設の被覆開始。
【スリップス、ダニ、ヨトウ類】
スリップス、ダニ、ヨトウ類が多くなりました。
11月、12月出荷用の圃場で発生が多くなってくると駆除に苦慮します。
定期的に農薬散布をしましょう。
【カイガラムシ】
施設内でカイガラムシの発生情報があります。
菊の茎に白い塊がくっついています。
茎を吸汁し、吸汁害の部分から曲ったり、葉が変形したりする症状が見られます。
スリップスの発生が多くなってきています。
粒剤の活用も行い密度を増やさないようにして下さい。
また、ヨトウ類の発生も増えています。
ヨトウ類は夕方から夜間に動き出すため、夕方以降の農薬散布が効果的です。
これから先、気温が上がるにつれて病害虫の発生サイクルも短くなります。
親株畑の粒剤の活用を行い、スリップス、ダニのも密度を上げないようにしてください。
梅雨時期の葉の病害はダニ等の食害に雨で病害菌が流れ込み葉痛みを引き起こします。
又、菊の親株の生育にも影響してきますので管理の徹底をお願いします。
また、ヨトウ虫の発生も考えられますので予防、駆除をお願いします。
葉物では、カタツムリの害が増えている印象です。粒剤の活用も考えてください。
【白サビ】
この時期に入ってもまだ発生圃場の情報が入ってきています。
湿気の残りやすい箇所等では発生する可能性は十分にあります。
気温が上がっているからといって安心するにはまだ早いです。
4月、5月出荷予定の方、予防の徹底をよろしくお願いします。
【スリップス、ダニ】
気温が上がり害虫の発生が多く感じます。
気温が上がればそれに伴って生育のサイクルも早くなってきます。
一度大量に発生させてしまうと、駆除するのにかなり苦労する事になります。
収穫後の圃場をそのままにして大量に発生している所も見られます。
収穫後の圃場は除草剤で枯らす、耕運する等して発生源を減らすようにして下さい。
気温も高まり、スリップス、アブラムシの発生しています。
切り戻し、植え替えの物は、彼岸出荷も繁忙期を迎える事から、
薬剤散布の間隔が空きやすくなりますし、作業の遅れ等も出てきます。
粒剤等を活用し密度を増やさないよう予防しましょう。
【害虫対策】
スリップス、ダニ等は温度が落ちてくると生長も遅くなっていきますが、
密度が増えてくると通常の薬散では防除が難しくなってきます。
生育初期から粒剤を利用し、虫の密度を増やさないようにしましょう。
圃場にて大発生した場合は、通常の薬散間隔の間に薬散をはさむようにして下さい。
スリップスが潜んでいる場所:
①葉の表裏②圃場周辺③わき芽、冬至芽、④花の蕾や、芯部分に潜んでいます。
圃場周辺の雑草を除草した時に菊畑に入ってくる場合がありますので注意してください。
【病害対策】
12月~1月にかけて天候不良が続く見込みです。
白サビ病・菌核病が増える可能性があります。
発生してしまうと、駆除するのに相当の体力、経費がかかってきます。
雨が続き、湿度が高くなると病気の発生につながります。
対策としては、施設の場合は風が抜けにくく、加湿傾向になりやすいので、
側面を開けて風の通りを良くする、夕方からからの潅水を控えるなどの対策で、
予防も行なうようにして下さい。
各圃場で増えつつあります。
定期消毒の間隔があいている圃場ほど多い傾向です。
農薬を効果的に効かせるための環境改善を!
①下葉落とし、整枝の徹底で農薬が入りやすくする。
②圃場内、周辺の除草を行う。
③水のph調整。
農薬は、弱酸性~中性であり、水のphが7以上になるとアルカリ性に傾き、
農薬の効果が下がる。
④農薬散布は、キクの葉が立っている朝一もしくは、夕方に行う。
葉が立っていると、葉裏にかかりやすく、また、畝の内側まで入りやすいため。
白サビ病
朝夕は涼しくなり、日中の温度差により「白サビ病」が広がる環境になりました。予防の徹底で対応しましょう。
今年の長期予報によると12~1月は雨模様との事、気を引き締めて望みましょう。
【スリップス】
各圃場で増えつつあります。定期消毒の間隔があいている圃場ほど多い傾向です。
【ヨトウ類】
各圃場で増えています。 昨年同様、被害報告多い。
【カメムシ】
発生多い。
【ハモグリバエ】
徐々に増えつつあります。 駆除のポイントは幼虫、卵です。
スリップス害が目立つ圃場が出てきています。
スリップスの幼虫も葉の裏に隠れている物が見えます。
粒剤等も活用し密度を減らしましょう。
また、スリップスの食害痕からの褐斑、黒斑病の発生も見られますので予防防除をお願いします。